尼崎市内の海
海事代理士ってなにもの?

海事代理士は、海や船舶に関する手続きをサポートする専門家です。複雑な海事法令を熟知して、以下の業務を申請者の代理人として受託します。

船舶に関する手続

自動車やオートバイの所有者には所有する車両について登録や車検を行うことが義務付けられていますが、ボートや水上オートバイ等の所有者に対しても、船舶登録や検査(船検)といった手続きを行うことが義務付けられています。

また、船舶には不動産と同様に登記制度が設けられており、総トン数20トン以上の大型船舶の所有者については、登録と併せて登記を行うことも義務付けられています。

これらの手続きを本人に代理して行うのが海事代理士であり、船舶の建造から、売買、航海、係留、検査、相続及び廃船に至るまで、様々な場面で必要となる登録、登記、検査及び検認といった手続きに関与しています。

船員や海技資格に関する手続

船員手帳(交付及び書換)、船員の安全衛生及び乗組員の雇用に関する事務並びに海難事故等の報告事務など、海技資格(海技士及び小型船舶操縦者)に関する手続きや船員法上の手続きを代理して行います。

海上交通や港湾運送の事業に関する手続

海上運送事業法に基づく船舶運航事業、船舶貸渡業、海運仲立業及び海運代理店業並びに港湾運送事業法に基づく港湾運送事業等に関する許認可や届出といった手続きを代理して行います。

具体的には、フェリー事業、海上タクシー、屋形船、遊覧船、港湾運送業等の比較的メジャーな事業から、散骨事業といったニッチな事業に至るまで様々な事業に関与しています。

上記に係る相談・鑑定等の業務

その他にも海洋環境や安全に係る国際条約による証書類の取得などの業務を請け負っています。

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